補助金の難易度分析

こんにちは、Be# Consultingの三倉です。
補助金の申請、あなたも検討中ですか?
前回は使い勝手の良い補助金をご紹介しましたが、今回はその難易度を深堀りします。
小規模事業者に優しい「持続化補助金」から、大規模投資を伴う「事業再構築補助金」まで、各補助金の特徴から難易度を解説します。難易度が低い補助金はあなた1人でも申請できるかもしれませんが、難易度が高い補助金は専門家のサポートが必要です。今回は、主要な5つの補助金の難易度についてご説明します。

補助金の難易度

補助金の申請は、一見するとただの書類作成のように思われがちですが、実際は非常に複雑なプロセスです。補助金ごとに異なる要件や審査基準があり、これを正確に理解し適用することが重要です。例えば、「持続化補助金」や「IT導入補助金」は、比較的小規模な事業者向けであり、申請の手続きも簡単な傾向にあります。しかし、補助額が大きくなると、例えば「ものづくり補助金」や「事業再構築補助金」、「事業承継補助金」など、申請の難易度は格段に上がります。

簡単な補助金の背景

「持続化補助金」と「IT導入補助金」は、その申請プロセスと必要な事業計画書の内容により、難易度が低いとされています。
「持続化補助金」は、特に小規模事業者にとって取り組みやすい補助金です。補助額が比較的小さいため、事業計画書の作成もシンプルで、申請のハードルが低いのです。
「IT導入補助金」は、ITベンダーと協力して申請を行う仕組みです。ITベンダーが申請のサポートを行うため、事業計画書の作成や申請プロセスが大幅に簡素化され、事業者の負担が軽減されます。

難易度の高い補助金とその対策

「ものづくり補助金」、「事業再構築補助金」、「事業承継補助金」の申請難易度は高くなります。これらの補助金は、大規模な事業展開や革新的な事業モデル構築をサポートすることを目的としており、そのためにはより詳細かつ専門的な事業計画が必要です。
最難関の事業再構築補助金では、新しい事業モデルの提案や会社全体の大幅な改革を計画する必要があります。その分、投資額も大きくなりますし、補助額が大きい分、審査も非常に厳しくなります。例えば、申請が初期段階で承認されたとしても、交付申請や実績報告の段階で補助対象外とされることがあります。これは、事業計画の具体性や実行可能性が高いレベルで求められるためです。
また、これらの補助金の申請では、経営革新等支援機関との緊密な協力が不可欠であり、専門家からのアドバイスやサポートを受ける必要も出てきます。こうした高額な補助金は魅力的ですが、同時に申請のプロセスが複雑であり、時間と労力を要することを理解することが重要です。

難易度を把握した上で補助金を活用する

今回は、補助金の申請における難易度に焦点を当て、小規模事業者に優しい「持続化補助金」から大規模投資を伴う「事業再構築補助金」まで、各補助金の特性と申請の難易度について掘り下げました。難易度が低い補助金から高い補助金まで、正しい知識と選択が中小企業の成長を加速させる鍵となります。
補助金の難易度について、ある程度理解できましたか?
補助金申請では難易度を把握した上で、申請準備を進めてください。

当事務所は静岡にて、補助金の申請支援を行っています。中小企業庁認定の経営革新等支援機関として、あなたが活用できる補助金の案内から事業計画書の作成支援まで幅広く丁寧にご支援します。オンラインによる全国対応も可能です。是非、お問い合わせください。

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この記事を書いた人

中小企業庁認定 経営革新等支援機関
Be# Consulting (ビーシャープ コンサルティング)
代表 / 中小企業診断士 三倉達矢

静岡県中部で活動する中小企業診断士
DX支援、補助金申請支援をメインにご提供

AIの力を借りつつ、本ブログにて日々感じたことを発信中。

オフィシャルWeb
https://be-sharp.online

主な活動エリア
オフライン:静岡市、焼津市、藤枝市、島田市
オンライン:全国